救命救急・外傷センターからみなさんへ

転倒・転落等の事故時に
死亡・重症リスクを減らすための対策を

事故・災害などから生命を守るための啓蒙活動を行っています。例えば、雪下ろしの転落事故予防の勉強会を地域向けに開催しています。勉強会では、以下のことを重点的に情報発信しています。

雪下ろしは命綱をつけて

魚沼エリアは地域柄、雪下ろしの際の屋根・ハシゴからの転落事故が非常に多いのが特徴です。雪下ろしの転落事故は、毎年起きていますが、作業者が命綱をつけることで安全対策が可能です。地域の方々は、新潟県のホームページなどを参考に、雪下ろし転落を防ぐための安全対策をご検討ください。

雪下ろし作業用具(安全帯、命綱、アンカー等)の入手、使い方については下記サイトをご覧ください。

新潟県ホームページ

スキー、スノーボード時はヘルメットの着用を

スキーやスノーボードによる事故も後を絶ちません。特にスノーボードでは突然の転倒によって頭を強く打ち、重篤になるケースもあります。大事な命を守るためにも、ゲレンデではヘルメットの着用をご検討ください。

農作業中の事故に気をつけましょう

稲刈りの時期には、農作業中の事故やケガで救急搬送される方がたくさんいます。一番多いのが、コンバインの事故です。移動中にコンバインごと横転、崖下に転落してしまうなどのケース、コンバインの回転する部分に手を巻き込まれて受傷するケース、道路移動中にクルマと衝突する事故もあります。くれぐれも注意して作業をおこなってください。

マダニに咬まれたら自分で取らずに医療機関へ

春になると野山でマダニに咬まれて来院される方が増えます。もしもマダニに咬まれていたら、すぐに自分で取ろうとしないで、医療機関で専用の器具で取ってもらった方がよいです。無理にとると、マダニの口の部分が皮膚に残ってしまい、感染を起こすことがあります。

熱中症への対策

地球温暖化で今まで以上に熱中症対策が必要になってきます。しかし、夏場のスポーツイベントなどで救急車がすぐに来ない現場で、重症熱中症が発生することもあります。当院では重症熱中症には冷水浴で身体を冷却する方法を発信しています。熱中症を予防するとともに、発生したときの対応方法についても知っておいてください。

救命センターブログで情報発信をしています

救命センターブログでも、災害対策や事故予防、救急外来にまつわる
様々な情報を発信しています。ぜひ、ご覧ください。

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