断らない救急医療と救命率向上を目標に掲げて
救命救急・外傷センターは、救急外来(ER:Emergency Room)と、集中治療室から構成されています。断らない救急医療と救命率向上を目標に24時間365日奮闘しています。
当院が開院する前、医療資源が乏しかったこの地域では、重篤で緊急性の高い患者さんの多くが長岡に搬送されていました。こうした問題に対応するため、当院に救命救急・外傷センターが設置されることになりました。当院開設以降、敗血症性ショックや重症外傷の対応も可能となり、中越地域への搬送件数も少なくなりました。
また、ここ魚沼地域は広域で、降雪量も多いので、救急隊との連携がとても重要です。当院の医師も魚沼地域メディカルコントロール協議会に参加し、メディカルコントロール体制の充実による地域の救命率向上と更なる地域完結型救急医療の実現を目指しています。
地域救命救急センター長
山口 征吾
24時間体制で救急患者さんの受け入れを行っています。
当院では、救急外来や集中治療室の設備が整っておりますので、救急患者さんの受入れを24時間体制で行っています。
救急外来では重症で緊急度の高い患者さんの診療を優先するため、長時間お待ちいただく場合や、救急外来の診療が中断し、診療再開までに時間を要する場合があります。
平日の日中に受診が可能な場合は、一般外来での受診にご協力をお願いいたします。
魚沼地域メディカルコントロール協議会に参画
メディカルコントロールとは、救急現場から、救急病院等の医療機関へ搬送されるまでの間、救急救命士を含む救急隊員が行う応急措置等の質を保証するためのシステムです。
当院は、魚沼地域メディカルコントロール協議会に中核医療機関として参画し、圏域内のメディカルコントロール体制の推進に関する総合調整を行っています。
また、定期的に救急救命士を対象とした勉強会を開催しています。救急救命士に対する指示体制や救急隊員に対する指導・助言体制の調整、救急活動の事後検証、救急救命士の実習・研修の機会づくり等の活動を通して、魚沼地域でのメディカルコントロール体制の充実および、地域の救命率向上を目指しています。