新生児部門

ケアが必要な赤ちゃんの観察と集中治療を行いながら
赤ちゃんの発達を見守り、ご家族をサポートします

新生児部門は、6床のNICU(新生児集中治療室)と、その後方病床である6床のGCU(新生児回復期治療室)を備えています。NICUには、予定より早く生まれ、体の色々な機能がまだ未熟だったり、先天性の疾患があったり、母胎内では問題がなかったものの、外の世界に出て、呼吸や血糖値が不安定になり、適応していくまでケアが必要な赤ちゃんが入院します。このような赤ちゃんの観察と、人工呼吸器や保育器などの先進的な機器による集中治療を行っています。
NICUは治療の場であると同時に、赤ちゃんが成長する場でもあります。赤ちゃんがご家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。
赤ちゃんがNICUに入院することになり、不安を抱えるご家族も多いかと思います。どんなことでも、スタッフにご相談ください。全力でサポートします。

主な診療内容

早産児

在胎37週未満で生まれた赤ちゃんのことをいいます。当院では36週未満は未熟性が強いと考え、NICU/GCUで必要な観察、治療を行っています。

低出生体重児

出生体重が2,500g未満の赤ちゃんのことをいいます。1,500g未満を極低出生体重児、1,000g未満を超低出生体重児といいます。

新生児仮死

胎内で具合が悪かったり、出生時に上手く呼吸を開始できない赤ちゃんは新生児仮死になることがあります。適切な蘇生を行い、その後も注意深い観察や治療が必要です。

新生児一過性多呼吸

呼吸の適応障害の一つで、早産児や帝王切開で生まれた赤ちゃんにしばしば合併します。酸素投与や人工呼吸などで適応するまでの呼吸の手助けが必要となります。

新生児呼吸窮迫症候群

より未熟性の強い赤ちゃんに合併する呼吸障害で、肺胞が開きにくくなって呼吸障害が現れます。人工呼吸器管理や人工肺サーファクタントの治療などを行います。

新生児黄疸

ビリルビンという物質の代謝が未熟なため、多くの赤ちゃんに黄疸が現れます。重症化した場合には神経学的な問題を生じることがあるため、黄疸の値を適切な範囲に管理する必要があり、光線療法などが行われます。

常胎便吸引症候群、初期嘔吐、新生児低血糖、新生児感染症、先天性心疾患など

よくアクセスされるページのご案内