地域の皆様に安心して出産を迎えてもらえるように
新潟県内にある3カ所の総合周産期母子医療センター、他の4カ所の地域周産期母子医療センターと連携して、周産期の医療を担っていきます。その役割として、魚沼二次医療圏全域をカバーする分娩施設として、妊婦健診、分娩管理を担当します。正常妊娠・分娩はもちろん、ハイリスク妊娠・分娩までを対象とし、母児ともに安全な分娩を目指すとともに、赤ちゃんという新しい家族を迎える喜びを、ご夫婦・ご家族と共にしていきます。
また、当院は精神科病棟を有していることから、精神疾患のある妊婦さんも受け入れております。
医療の発達により母児が危機的状態にまで至る数は減ったとはいえ、いつ急変するかわからないものです。母児の状態をしっかり把握しなければなりません。
妊娠36週6日までの分娩になります。子宮内感染が最も多い原因です。
双子、三つ子などです。単胎妊娠と比べ早期産となりやすく、胎児の発育に差が出たり胎児機能不全を起こすことがあります。分娩の管理も検討しなければなりません。
妊娠の進行とともに高血圧・蛋白尿を認めます。母体のけいれん発作、胎児発育制限、胎児機能不全を起こします。血圧の管理と適切な分娩時間・方法を検討しなければなりません。
妊娠により母体は高血糖になりやすくなります。糖尿病を放置すると巨大児、難産、新生児低血糖などが増えることが分かっています。
35歳以上の初産婦、40歳以上の経産婦。妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが高くなります。産道や子宮口が硬くなっているため難産になる可能性が高くなります。
赤ちゃんの出生後に剥離するべき胎盤が、妊娠中にはがれてしまう異常です。赤ちゃんだけでなく母体も危険となり、緊急治療が必要です。
何らかの原因で赤ちゃんの発育が遅れ、推定体重が基準値よりも明らかに小さい状態です。