院内ICLSコースに参加して
救急救命外傷センター 看護師3年目の山口です。
今回は当院で実施しているICLSについて紹介したいと思います。
初めにICLSコースとは「医療従事者のための蘇生トレーニングコース」のことで、
突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生を目標に実施しています。
心停止はどの医療機関のどの部署においても起こりうるもので、いったん発生すれば蘇生を開始するまで少しの猶予もありません。
当院は魚沼圏内唯一の三次救急病院で、状態が変化するリスクの高い患者さんも多くおり急変時への対応は欠かせないもので、医師・看護師のみならず放射線技師や検査科の方も例外なくICLSコースを受講しチーム蘇生を行えるよう取り組んでいます。
私自身も救急救命センターで勤務しており、どの部署よりも急変リスクが高く迅速な対応を求めらるため、欠かせない知識・技術であると考えていますが、救急救命センターに勤務しているから欠かせないものではなく、医療従事者として1人でも多くの命を救うために必要なことであると考えています。
そのために私自身がICLSコースのインストラクターとなり当院の医療従事者が院内急変時に迅速なチーム蘇生を行い、一人でも多くの人を救えるようこれからも取り組んでいきたいと思っています。