システムバージョンアップ作業と救命センター
救命センター医師の山口です。
去る5月某日曜日、電子カルテのバージョンアップ作業が行われました。
救急外来に支障を来さないように、
患者さんが少なくなる深夜の2時~4時までの間に作業を完了する計画でした。
バージョンアップ作業中は電子カルテが使用できなくなりますので、
この間は紙を使用した昔ながらの検査オーダーで対応していました。
ところが、電子カルテにトラブルが発生し、
朝になっても電子カルテが使用できない状況でした。
作業担当関係者は、不眠不休で頑張っていましたが、しばらく時間がかかりそうでした。
午前8:30になり、朝の業務が始まりました。
救急外来にも受診の方が集まって来ていました。
そこに県消防防災ヘリからも山岳救助の患者搬送の連絡が来ました。
困ったことになったなあと思いましたが、
紙による検査オーダーや処方箋、カルテなどでなんとか対応し、
乗り切ることができました。
それも各部署が非常によく協力してくれたおかげと思います。
最大限の力を発揮しました。
よい災害訓練にもなりました。
昼頃には電子カルテが一部の機能を残して無事に復旧しました。
一部の外来患者さんにはご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。
また院内の関係者の皆さん、お疲れさまでした。