便利な救急アプリ(Q助)誕生 緊急対応の要否を確認できます!
みなさん、救命センター医師の山口です。
この度、消防庁から救急スマートホン無料アプリがリリースされました。
アプリ名は「Q助(きゅーすけ)」です。
新潟の新しい米も「新之助(しんのすけ)」、
わたしの実家の屋号も「徳之助(とくのすけ)」です。
夜間の子どもの発熱、休日のぎっくり腰、頭痛など
早く診てもらった方がいいのか悩むことはありませんか?
このアプリではいろいろな症状に対して緊急度が確認できます。
はい、いいえで症状を選んでいくと
「夜間でしたら翌日の診察でもかまいません。」
「今すぐ救急車を呼びましょう」などの答えを返してくれます。
専門家が作成していますので、非常に精度が高く役に立つと思います。
ぜひ、インストールしてみてください。
消防庁がこのようなアプリを作成し、
わたしがこのアプリを宣伝するのにはわけがあります。
実は、救急車を使用される方や救急外来を受診される方が
軽症である割合が高いのです。
軽症の方の救急外来受診を減らしたいと思っています。
決して、意地悪な考えからではありません。
どうも重症の方は救急外来が混雑しているときにやってくる傾向があります。
軽症のほとんどの方は「自分はきっと大変な病気だ」と思って
来院されているのだと思います。
受診の前にこのアプリを使って自分の緊急度を調べてみてください。
きっと安心することも多いと思います。