停電検査
こんにちは、救命センター医師の山口です。
魚沼基幹病院の定期点検のための停電が10月16日にありました。
停電時間は午前8時から午前11時までの予定でした。
実際には関係者の努力で1時間早く停電は終了しました。
停電の間は自家発電の非常電源に切り替わりますので、
たくさんの電力を使う機器は使用できなくなります。
またシャットダウンした機器を再起動するのに時間を要したり、
思わぬマイナートラブルが発生したりします。
ということで著しく病院機能が低下します。
エレベーターも止まりますので、
屋上ヘリポートも使用中止になります。
ドクターヘリや防災ヘリなどの受け入れができなくなります。
また救急車の受け入れも制限されます。
停電開始時に緊迫した緊急内視鏡もおこなわれていましたが、
支障ありませんでした。
その後、停電中に1件の救急車を受け入れましたが、
今回は問題なく対応できました。
(停電検査のときは、他の病院への救急搬送をお願いしています)
当日は天気がよかったので、
バイク事故や登山中の転落事故が起きそうでしたが、
停電中は大丈夫でした。
救命センターは、
人工呼吸器や輸液装置、モニターなど
電気がこなくなると困る医療機器が、多数あります。
これらの機器は無停電コンセントにつながれており、
停電作業中でも全く問題ありませんでした。
無停電コンセントについてはいずれお話しようと思います。
どこの病院も年に1回は義務づけられています。
日が重ならないように、他病院と調整し、日程が決められます。
10月は気候がよく冷暖房が不要になるので、
多くの病院がこの時期に集中します。
まだオープンして1年4ヶ月の間で2回目の点検停電だったので、
不安もありましたが、うまくいってよかったです。
関係者のみなさま、おつかれさまでした。