勉強会に参加して ~振り返りと、反省と。~
救命センターの長谷川です。
去る5月14日、新潟市民病院で開催された
「第2回 新潟集中ケア勉強会」
に参加しました。
今回の勉強会では、
「最新のJ-PADガイドラインについて学んでみよう」
というテーマで、
私はせん妄について発表させていただきました。
せん妄とは、
精神状態の急性変化、注意力の欠如、
無秩序な思考を症状とした急性の脳機能障害
と考えられています。
臨床で注目されはじめてから日が浅く、
まだ治療も確立しているとは言えません。
そのため、せん妄に対する介入といっても
なかなかピンとこないのが現状だと思います。
せん妄予防のためには、
痛みの緩和
療養環境への配慮
ストレスの軽減
早期リハビリテーション介入
などが必要となります。
当院の救命センターでは、
昼夜のリズを整えることや、
静かな睡眠環境を整えることなど、
小さなことから少しずつ取り組んでいけるよう
心がけています。
今回の勉強会では、自分自身の日々の看護ケアを振り返る
とても良い機会でした。
また、他病院のスタッフともディスカッションする時間も
あり、多くの施設から抑制について意見が挙がりました。
多くの人が、抑制はしたくないけど事故防止のためには
やむを得ないのか・・・というジレンマを抱えていることがわかりました。
当院でも抑制の問題については、大いに話し合っていく必要がある
と思います。
今回の勉強会で、他施設・他職種の方々と話し合うことで、
自分自身もっと勉強しなければならないと
強く感じました。
本当に有意義な時間を過ごすことができて
よかったです。