同期3人での最終シミュレーション研修
こんにちは!救命救急センター2年目看護師桑原です。
先日、2年目の急変シミュレーション研修が行われました。
今年度最後の研修ということもあり、2年目一同張り切って研修に挑みました!
今回の急変シミュレーション研修は3回目ということで、今まで行ってきた1回目、2回目の研修を振り返り、今日の研修ではどの様に行動するのか確認してから研修開始です。
幸運なことに、トップバッターは私桑原が担当となりました。
ハラハラドキドキとしながらアラームの鳴る部屋へ・・・結果は、頭が真っ白になるほど緊張しましたが、良い点・悪かった点を改めて確認することができました。
今回の研修は、2年目看護師3人で受け持ち役と、後から駆け付けるスタッフ役(後にDC・救急カート持ってくる人、ドクターコールする人に分かれます)をローテーションしながら急変対応を行い、3回目の時には慌てることなく落ち着いて対応ができていました。
しかし、実際の急変には練習はありません。
少しでも対応が遅れると、大切な患者さんの命を奪い取ってしまいます。
急変はいつ、誰に起きるかわかりません。状態が不安定な患者さんだけでなく、安定している患者さんにも起こりうることです。
それが“急変”なのです。
「今日は落ち着いているね。」と、気持ちを緩めるのではなく、いつ急変となっても即行動できるよう、緊張感を常に持っていかなければいけません。
私も“まだ”なのか“もう”なのかわかりませんが、3年目になろうとしています。
「研修が終わった。ああ、よかった。」と思うのでなく、「1秒後に急変が起きるかもしれない。そうなったら自分に何ができるのか。リーダーの指示を待っているだけじゃいけない。
自ら足を動かし、声を出し、あの緊張感溢れている空間に飛び込まなくちゃいけないんだ。」という緊張感を持って、患者さんに接していきたいと思います。
現在、救命救急センターには、2年目看護師が私含め3人います。
私以外の2人は男性で、とても頼もしい仲間です。
しかし1年目の時は、部署内の同期が男性しかおらず、なかなか会話に入れなかったりして「やだなぁ。寂しいなぁ。」と思うことが多々ありました。
悩み事もなかなか相談できず溜め込んでいました。
特に救命救急センターは、多くの医療機器を用いて患者さんの全身管理を行っているため、看護学生時代に見ることのなかった現場に恐怖感を抱き、患者さんに触れることすらできませんでした。
しかし、その思いを抱いているのは私だけでなく、他の同期2人も同じ思いをしているのだと知った瞬間、「私1人だけじゃないんだ。」と気付き、私の中で“ただの同期”から“一緒に戦う仲間”に変わりました。
最初は距離感を感じていた私達でしたが、今では一緒にご飯を食べに行くほど仲良くなり、かけがえのない仲間となりました。
この3人だったからこそ、2年間救命救急センターで働くことができたんだと思います。
いつかは離れ離れになりますが、3人で乗り越えた日々はきっと忘れません。
本当にありがとう!そしてこれからもよろしくお願いします。