東北ブロックDMAT実働参集訓練
10月1日から2日にかけて、
東北ブロックDMAT実働参集訓練が
山形県で行われました。
DMATとは
Disaster Medical Assistance Team
の略で、
災害発生時や、大規模な事故が起こった際に
速やかに現地に駆け付けて必要な介入を行う、
特別な訓練を受けた医療チームのことです。
今回の訓練は、
山形で大きな地震が発災したという想定のもと、
新潟と東北6県のDMAT隊員300人以上が
山形県内の各病院、空港、県庁に参集しました。
当院からは医師1名、看護師2名、業務調整員1名
からなる1チームで参加してきました。
当院のチームは、公立置賜総合病院に参集して、
DMAT対策本部の指示をうけ、
連絡が取れない近隣の病院へ行き、
被害状況とその病院がどのような助けを必要としているか
調査を行いました。
今年は、熊本地震がありました。
5年前、東日本大震災がありました。
新潟も近いところでは、中越地震、中越沖地震がありました。
県外から多くの支援をいただきました。
魚沼基幹病院は災害拠点病院です。
災害等発生時には当院のDMATが現地に行くこともありますし、
当院の近くで災害等が発生すれば、
他県のDMATが当院の支援に来てくれることもあります。
そんな時にもスムーズに活動するためには、
顔が見える関係がとても重要です。
DMAT隊員の顔が見える関係を構築することも、
参集訓練の重要な役割の一つだと言えます。
魚沼基幹病院は開院してから間もなく1年半になります。
院内、院外問わず、他職種の連携、
そして顔の見える関係の重要さは、
平時も災害時も同じだということを再確認した訓練となりました。
DMATカーで出発します。
参集拠点の公立置賜総合病院に向かいます。
米沢市立病院の被害状況の確認に向かいます。