魚沼循環管理セミナーが開催されました
救命センター医師の山口征吾です。こんにちは。
先日、当院の講堂で恒例の魚沼循環管理セミナーが開催されました。
演題1は当院の小幡看護師から“脳死下臓器提供を経験し、看護師と家族のかかわり”について“熱い想い”を発表してもらいました。
演題2は救命センター大橋医師からの発表でした。カフェイン中毒で脈拍が200回/分を超える頻脈になってしまった患者さんがランジオロールという薬でうまく脈拍がコントロールできたという内容です。
場合によっては死に至る状態の患者さんを、比較的簡単に薬で安定化できたことは、とてもよかったと思います。
数年前から、多量のカフェインが手軽に入手できることにより、重度のカフェイン中毒が多く発生していています。学会などでも話題になっています。カフェインの多量摂取はとても苦しいことになりますので、みなさんバカなことはやめましょう。
特別講演は、滋賀医大救急・集中治療部 副部長 辻田 靖之先生から敗血症の心房細動についてでした。集中治療領域では、心房細動になる患者さんがとても多く、困ることもあります。膨大な内容をわかりやすくご講演いただき、とてもためになりました。
その後は辻田先生を囲んで、懇親会を開きました。滋賀県北部は雪がけっこう積もるのだそうで、辻田先生は高校、大学とスキー部で活躍されたとのことです。苗場スキー場は憧れのスキー場だけれども、滋賀からは遠くて、いつかは行ってみたいとお話されていました。
とても楽しい夜でした。辻田先生ありがとうございました。