2016-2017スキー・スノーボード外傷を集計
救命センター医師山口です。
当院は有数の豪雪地帯にあります。
オープン最初の冬は記録的な小雪でしたので、
雪に関連した患者さんは少なかったです。
2年目のこの冬は例年並みの降雪がありました。
予想どおり、たくさんの患者さんが来院されました。
項目 |
集計値 |
スキー・スノーボード外傷の患者さん |
183名 |
平均年齢 |
30.9歳 |
男女比 |
7 : 3 |
スキー・スノーボード比 |
6 : 4 |
周囲にはたくさんのスキー場がありますので、
患者さんの数は当然なのでしょうか。
当院のある魚沼地域は高速道路や新幹線があり、
関東からのアクセスがよいことから、関東の方が64.5%と多かったです。
ちなみに新潟県内の方は26.9%でした。
ケガの原因は自分で転倒したことが圧倒的に多いのですが(105名)、
人と衝突(21名)、キッカーやジャンプ台での転倒(20名)が続いていました。
頭部外傷が10.9%の方にみられました。
ほとんどの方がヘルメットをかぶっていませんでした。
ヘルメットを装着していたらもっと軽症ですんでいた可能性があります。
キッカー、ジャンプ台での転倒は大きな事故につながっています。
自信のない方、技術が伴わない方はう回してください。
来シーズンはぜひヘルメットを買って、万全の準備で滑りに来てください。