湯沢町スキー場安全対策連絡協議会に出席してきました
こんにちは 救命センター医師の山口です。
先日、湯沢町スキー場安全帯対策連絡協議会に出席してきました。
みなさんもご存知のとおり、湯沢町には日本有数のスキー場が多数あります。
昨シーズンの湯沢町のスキー場入込人数は240万人で例年並みでした。
降雪が早く、シーズンの初めは順調であったものの、3月からの高温で雪解けが早く、シーズンがやや短かったスキー場もあったとのことです。
各スキー場からのけが人の集計ではスノーボーダーが900人、スキーヤーが600人とのことでした。
魚沼基幹病院にも湯沢町のスキー場から多くのけがの方が受診されますので、会場で以下のことをお話ししてきました。
①ヘルメット着用率の向上にむけた啓発活動が重要
②キッカーでの重大な事故が多発しているので、注意喚起が必要
ヘルメットの使用で、頭部外傷が軽減できる可能性があります。最近のものは非常に軽くできていますので、みなさんも是非使用してください。
キッカーは雪で作られたジャンプ台です。着地に失敗すると重大な事故につながります。
気軽な気持ちでキッカーに入り、けがをするケースが目立ちます。十分注意してください。
さて、会議のなかではゲレンデの安全対策、雪崩対策、けが人への迅速な対応、各種訓練などが紹介されました。
各スキー場、警察、消防、国土交通省、NEXCO東日本、湯沢町、関東森林管理局の代表者が参加されていて、厳しい冬の安全管理をされているのが、よくわかりました。
新潟のスキー場は安全管理がしっかりされているので、この冬はぜひみなさんもお出かけください。
写真は会場の湯沢町役場と塩沢地区の景色です。湯沢町は曇りで山が見えませんでした。