8月16日 ホスピタリストって? 石山貴章先生講演会
石山貴章先生は1997年、新潟大学医学部卒業。
現在、米国でホスピタリストとして活躍中です。
良医育成新潟県コンソーシアムが主催した講演会に出かけてきました。
ホスピタリストは、1997年に学会設立という新しい概念の専門医。
急性期病院において、すべての内科患者は一般内科に入院し、
ホスピタリストが全患者をマネージメントするとのこと。
7,8割の入院患者はホスピタリストが完結的に診療し、
ほかは必要に応じ臓器別専門医にコンサルトするものの、
その結果に応じて、ホスピタリストが治療方針等を最終決定、
まさに入院患者の総合診療医です。
まずホスピタリストに関する説明があり、
その後は日常の診療活動をスライドやビデオで紹介し、
一コマ一コマ、思わず身を乗り出す新鮮な講演でした。
入院患者だけとはいえ、
私が望んでいる総合診療を日々実行しているのがホスピタリストです。
講演後の質問タイムは、真っ先に手をあげました。
「ホスピタリストと同じ医療を
日本の外来や救急に持ち込むことは
可能でしょうか」
予想通り、石山先生の回答は”Yes”です。
学生の質問にも
「自分自身を含めた日本版ホスピタリスト育成が将来の目標」
と熱く語ってくれました。
魚沼基幹病院では、
ホスピタリストや日本の総合診療医の医療を基盤に、
魚沼ならではの総合診療医を育成したいと願っています。