新年のごあいさつ
開院まで半年を切り、基幹病院本体の建設は予定通りに着々と進み、
運営体制や診療体制の準備も急ピッチで整ってきています。
これまで、ワーキンググループや会議、打ち合わせなどを数多く開催したり、
病院運営に関わっていただく業務受託会社さんを選定したりしてきました。
医師の人事に関係して、
新潟大学各診療科の教授や総括医長の先生方に100回近くお会いしました。
お会いするたびに、各先生方から地域医療を守りたいという強い思いが
ひしひしと伝わってきて、とても頼もしく、有り難く思うと共に、
私がいちばん元気をもらってきました。
併設される新潟大学地域医療教育センターは、
髙田俊範センター長を筆頭に、約30名の教員が公募で選考され、
現在も選考が続いています。
また、病院勤務医も約40名となり、
開院時は合計70名を超える医師が診療に当たることになります。
各診療科とも、まさに県内を代表する精鋭医師が揃いました。
看護師、医療技術職員、事務職員について、継続して募集しています。
県立病院から派遣される看護師を含め、
勤務される皆様のワークライフバランスを大事にする病院にしたいと
願っています。
神奈川県より広いにも関わらず医師数が極めて少ない魚沼地域で、
セーフティネットとしての地域医療を維持していくためには、
地域全体が一つの大きな病院となり、
病院・診療所間の役割分担と連携が不可欠です。
魚沼基幹病院は救急医療や高度医療の核として、
地域完結型医療に貢献します。
魚沼の地で、「地域をつなぎ、命をつなぐ」ことを最大の使命として、
この6月に船出をします。
関係の皆様方にさらなるご指導とご協力をお願いし、
新年のご挨拶とさせていただきます。