専門・認定看護師ブログ 【認知症を理解する】研修を開催しました!

看護部ブログ

こんにちは♪

ブログ担当の新生児集中ケア認定看護師 高松です。

涼しくて、過ごしやすい季節になりましたね。

これから紅葉に、栗ご飯に、モンブラン!秋の楽しみがいっぱいです♪

 

まだ暑さの残る9月の初め、

第3回 専門・認定看護師会主催研修会 を開催しました。

テーマは、【認知症を理解する】

講師は、精神科看護認定看護師 山崎文雄さんです。

 

8時間働いた後とは思えないほど、爽やかです♪

 

病棟や外来、内視鏡室、患者サポートセンターのスタッフなど、

幅広い分野から、総勢41名のスタッフが参加しました。

 

日勤後のスタッフもいれば、休日でも職場に足を運んで参加したスタッフもいて、

みんな自己研鑽のために積極的に参加しています。

熱心な眼差しに、山崎さんは優しく語り掛けます。

 

 

講義の内容を少し紹介します。

 

“夜勤中におむつ交換をしようとしたら、認知症を抱える患者さんから介護抵抗があった”

という相談のエピソードです。

看護師は患者さんに声をかけたつもりでも、患者さんはまだ眠っていて、

急におむつ交換が始まったので、びっくりしてとっさに患者さんの手足が出てしまったそうです。

認知症だから「何もわからなくて抵抗するんだ…」と決めつける前に、

「看護師の振る舞いが引き起こす患者の介護抵抗を“認知症の症状”ととらえてしまっているという誤解」が

あることを理解することが、認知症看護を理解することに繋がると山崎さんは話していました。

 

 

山崎さんに、インタビューしてみました!

 

――― 一番伝えたいことは、何ですか?

スタッフの目線で考えた時、“認知症を理解することで援助者のストレスを軽減できるのではないか”ということです。

患者さんへの対応を難しく感じる症状の背景には、環境や精神的な不安といった要因があることを知ってほしいです。

 

 

――― 参加者の反応をみて、どのように感じましたか?

終了後に質問がいくつもありました。

こちらから伝えたいことだけでなく、スタッフの“知りたい”というニーズにも応えられたのではないかと思います。

 

 

「認知症だから・・・」と決めつけず、

患者さんの心情やこれまでの人生に心を寄せることで、

本当に必要としている看護の提供につながる。

また、疾患や症状を深く理解できれば、援助者のストレスも軽減できる。

 

患者さんに誠実で、スタッフにも優しい

山崎さんの思いの詰まった時間でした。

 

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