私が認定看護師を目指したきっかけと、これからと。
こんにちは♪
今回の担当は、新生児集中ケア認定看護師の髙松です。
ぽかぽか陽気がうれしいこの頃です。
いろんなお花が咲いて、街に彩が戻ってきましたね。
春になると、今後の目標や進路を考えることも多いかと思います。
そこで今回は、看護職として今後どんな働き方をしようか悩んでいる人に向けて、
私の体験談をお届けします。
私が認定看護師を目指すようになったきっかけは、数年前にさかのぼります。
当時の私は、NICU(新生児集中治療室)看護のことや職場づくりのことなど、とても悩んでいました。
何か答えを見つけたくて、とにかく気になる勉強会に参加していました。
その頃、たまたま無料で受けられる研修を見つけたのですが…よく見ると認定看護師教育課程の公開講座で、入学説明会も同時開催されていました。
助産師の私ですが、10年近く産科から離れていて、そろそろ産科で働くことも視野に入れていたので、“新生児集中ケア認定看護師”は思ってもみなかった進路…。
勉強会だけの参加だと失礼かな・・・と思って、入学説明会にも参加したというのが本音です。
でもそこで、素敵な専任教員と、生き生きした先輩に出会えました。
「あなたの悩みはここで解決できるかもしれないね」という言葉に導かれるように進学を考えるようになりました。
それでも、
“急に認定看護師を考えるようになった私がやっていけるのかな…”とか、
“助産師として、そろそろ産科で働かなくていいの?”と悩んで決めきれず…。
そんな時、「認定看護師としてやっていけるかどうかじゃなくて、そこで学んだらもっといい自分になれると思うなら、行ったらいいんじゃない?」というアドバイスをもらって、“まずは進学してみよう!”と決断しました。
進学後は、新生児看護はもちろん、看護管理や倫理、コミュニケーションなども学びました。
中でも、対人関係論をじっくり学べたことはとても大きなことでした。
2020年の春に認定看護師教育課程を修了して、2年が経ちます。
日常にあふれるいろんな悩みや不安に飲み込まれがちな自分を、教育課程で学んだことをもとに分析したり、俯瞰して見ることができるようになってきました。
思考が整理されてくると、今“やりたいこと”や“やるべきこと”、“この先やりたいこと”も見えてきて、そこに集中しやすくなりました。
専門的な知識を深めた分、以前よりも赤ちゃんたちの出すサインに気づきやすくなって、日々感動に溢れています。
それを言葉に出して伝える自信がついて、ご家族やスタッフと共有しやすくなりました。
「かわいいね~!すごいね~!」をみんなで共有する時間は最高に幸せです。
こんな温かい時間を守るために、
赤ちゃんとご家族が安心して過ごせるような環境づくりと、
スタッフが不安なく、たのしく働けることで質の高いケアを提供できるように、
知識や経験の共有を行うことを大切にしています。
そしてこの先、
この地域で暮らすNICU卒業生とそのご家族が、より暮らしやすいように継続的に支援していきたいと思っています。
看護職として、“思わぬことから認定看護師という選択肢と出会うかもしれない”ことを知ってもらえたらいいなと思って、書いてみました。
認定審査に合格するまでの道のりや進学中の待遇・費用の支援など、ここに書いていないこともお話しできますので、いつでもご相談ください。
ちなみに、病院によって進学支援制度はかなり違います。
・就学中はいったん退職する
・所属したまま就学可能で給与あり・なし
など、さまざまです。
就活の際には、ぜひ各施設の就職説明会で確認してみてくださいね。
(当院の認定看護師支援制度はとても良心的ですよ♪)
【事務局補足】 専門看護師支援制度もあります。