器械のお洗濯
【洗浄部門編】
皆さんこんにちは 手術室の島田です。
2回目のブログでは、実際に手術の器械がどのように用意されているか洗浄部門の紹介です。
手術で使用する器械は、当たり前ですが滅菌された清潔な器械が用意されています。このような機材の用意をしてくれるのが洗浄部門の方々です。手術室の器械だけでなく、病棟や外来で使用する器械も担当しています。
今回は洗浄さんのお仕事を簡単にご紹介します。
まず使用された器械は洗浄室に運ばれます。ここで器械の破損がないか・器械の紛失がないか確認した後洗浄の作業にはいります。洗浄では食洗機のような大型の機材で洗うようなものもあれば、筒状のものや繊細なものはひとつひとつ手洗いをしたり、消毒液に浸したりと様々な方法で作業を行っています。
こちらが器械を洗浄する洗浄機!!この洗浄室では3台稼働しており、毎日沢山の器械が洗浄されています。
洗浄が終わった器械は滅菌室に運ばれます。ここでは最初に器械の仕分け作業や、もう1度器械に破損や不備がないか点検をします。
病院にあるすべての器械を仕分けていくのはとても大変。手作業ですべて行っています。
こちらは器械類を単包化する作業。器械を小分けにするだけでなく、
鋭利な器械は袋を2重にするなど器械の安全が守られるように配慮しています。
出来上がりはこんな感じ!!
器械の仕分け作業が終わると滅菌作業へ。特大のオーブンのような器械で高熱滅菌しています。
このほかにもガス滅菌など、器械の素材に合わせた滅菌をおこなっています。
毎日当たり前に使用している器械ですが、裏ではこんなに大変な作業を経て用意されています。清潔で安全な器械を提供してくれている洗浄さんに、感謝しなければいけません。いつもありがとうございます!