認定看護師としての地域的な活動について(その1)
感染管理認定看護師目崎です。
バトンを引き継ぎ今回は私が担当します。今回は、認定看護師としての地域的な活動についてご紹介させていただきます。長くなるので、2回に分けて連載します。
私は、感染管理認定看護師として、感染が病院内でどの程度発生しているのか調査することや、感染が起こることがないように、また起こっても病院内で拡がらないための活動を行っています。ただ感染症は、人が動けば同じように動いていくことから、病院だけではなく、地域内で取り組むこともとても重要になってきます。
そこで、2016年より保健所職員と協力し、地域内(南魚沼管轄と魚沼管轄)の介護福祉施設における『感染予防対策リーダー』を養成する活動を開始しました。簡単に説明すると、施設内で軸となって感染対策を実践する人材の育成です。
活動をはじめてから5年が経過しましたが、これまでになんと83名の感染予防対策リーダーが誕生し、それぞれの施設で感染対策を推進し頑張ってくれています。そして、何よりうれしいのが、リーダーが活動している施設でのインフルエンザや感染性胃腸炎の集団発生が激減し、また新型コロナウイルス感染症による集団発生も現在までに確認されていないことです(皆さんの活躍に感謝!)。感染管理認定看護師としてこれほどうれしいことはないですね。
感染予防対策リーダーが持続的な活動ができるよう、フォローアップ研修も行っています。先日、研修会を南魚沼管轄で開催しましたので、その内容については「その2」でご紹介していこうと思います。
2016年度の修了生の皆さんと