東京最強!?の災害拠点病院を見学してきました

看護部ブログ

救急外来で勤務する内視鏡看護師の榎本です。

先日、東京都にある都立広尾病院の防災訓練を見学してきました。

広尾病院は災害拠点病院に指定されている総合病院で、ベッド数は400床。

規模は当院とほぼ同じといえますが、災害対策に力を入れており毎年防災訓練には全国から見学希望者が集まります。

  

大規模災害を想定した訓練が始まると、大勢の傷病者が病院に押しかけてきました(患者役は近隣の看護学生でした)。

広尾病院では多数傷病者に迅速に対応するために、まずは救急外来で傷病者を受け入れるとのこと。

災害対策本部が立ち上がる前から重症な傷病者に対応していきます。

 

災害対策本部が立ち上がりトリアージポストが設営されると、順次トリアージされた傷病者が各トリアージエリアに割り振られ治療が行われていきます。

特に重傷者が集まる赤トリアージエリアでは、リーダー医師の元に情報が集約され、トリアージ、治療、搬送が淀みなく円滑に進む様子を見ることができました。繰り返し行われてきた訓練と、改善されてきた災害マニュアルの賜物だと思われる素晴らしい訓練内容でした。

見学前の講義でとても印象的な言葉があります。

これからの時代の防災とは「起きた災害に対応する」のではなく、「災害が起きてもいかに病院機能を維持できるか」を考えるべきだと。

 

災害が起きても病院の機能を維持するために必要なことはなんでしょう。

 

それは、基幹病院の職員一人ひとりの力です。

 

今回の研修で学んだことを大勢の人と共有したいと思っています。

防災に興味がある人、DMATってなんかカッコいいって思う人、不安はあるけど話なら聞いてもいいという人はぜひ一緒に基幹病院の防災について取り組んでいきましょう。

 

最後に、広尾病院は都心部にあるとても素敵な病院でした。

なぜ素敵な病院なのか。

その秘密を発見しました。

病院内にスタバがありました。

素敵な病院にするために、どうかスタバを基幹病院に作ってください!

よくアクセスされるページのご案内