第2回 専門・認定看護師研修会開催
8月3日(水)高松恵 新生児集中ケア認定看護師より「発達ケアのための光環境調節方法」について教えてもらいました。
新生児にとっての環境の大切さ、光環境を整えるための照度計を使った取り組み、NICU(地域周産期母子医療センター)の紹介、そして、特別講師の山崎文雄 精神科認定看護師によるメラトニンの解説など、興味深く楽しい内容でした!
高松恵 新生児集中ケア認定看護師
趣味はスキューバダイビング?
ここで少し、内容のご紹介。
私たちが過ごしている日常空間は、新生児にとっては刺激が強すぎる環境なのだそうです。そこで、高松さん達NICUスタッフは、時間帯や条件を変えて新生児が過ごす様々な場所の明るさを測り、より良い環境を整える取り組みをされています。
成長・発達に必要な日内リズムをつけるためにも光環境の調整は大切です。そのリズムに大きく関連するのが睡眠誘導物質の「メラトニン」です。
みなさんは寝る前にスマホを見ていると眠れなくなるという経験はありませんか?これは、スマホのライトが日光と同様にメラトニンの産生・分泌を抑えてしまうからです。新生児だけでなく、スマホ社会に生きる全ての人が光環境に注意する必要がありそうですね。
特別講師の山崎文雄 精神科認定看護師
研修会にはNICU以外のスタッフも参加し、高松さんの丁寧な説明とやさしい声で、会場はアットホームな雰囲気に包まれていました。研修後も高松さんに質問をされている方もおり、日頃の悩みを相談できる良い機会になっていたようです(^^)