コシヒカリ発祥の地~今回は副部長の安江がお送りします~
おはようございます。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は特別企画として、看護部副部長の安江がブログを書きます。
これからも、不定期でこの特別企画をやりたいと思いますので、よろしくお願いします!
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おはようございます、看護部副部長の安江です。
8月3日 新潟県もようやく梅雨明けしました。
平年より10日遅い梅雨明けだそうです。
梅雨明け前の7月30日、豪雨の影響で在来線の一部が運休になる中、
上越新幹線(とき)→ほくほく線(はくたか)→北陸線(サンダーバード)
と乗り継いで4時間30分、福井県に行ってきました。
今回の出張の目的は2泊3日で魚沼基幹病院の看護体制構築のために、
福井大学医学部付属病院看護部の
「パートナーシップナーシングシステム」(PNS)
の実際を現場で学ぶことでした。
初日は、松村看護副部長さんとPNS考案者である上山香代子師長さんから、
PNSについての講義。
2日目は、消化器外科病棟で一つのペアについてシャドー研修。
仕事はもくもくと、しかし情報共有は活発で
「病棟内でのコミュニケーションが発達している」という印象でした。
3日目は院内のPNS管理研修に参加。
PNSをとっている全部署の看護師長、副看護師長による
経過、取組、課題報告発表会。
一つのシステムを完成させるためには
多くの課題を解決していかなければならない苦労を知りました。
上山師長さんの講演の中においしいお米ができるまでのお話がありました。
「収穫まで7カ月の期間を要して、『コシヒカリ』ブランド商品として消費者に喜ばれる。今やコシヒカリと言えば魚沼産コシヒカリというくらい魚沼の代名詞になったお米ですが、発祥の地は福井です」と。
上山師長さんの思いは、PNSをコシヒカリに架けて、
新しい看護体制の構築までの惜しみない努力と時間が
福井大学医学部付属病院のみならず、
全国の臨床看護現場の問題改善に貢献する
ということを伝えたかったのだと思います。
初代のコシヒカリは、味はよいが背丈が高く倒伏しやすく、
いもち病に弱い、という欠点があり、
新潟県の農業試験場でつくられましたが、
福井県の農業試験場に譲渡されました。
これが農林100号として農林ナンバー登録されました。
一度福井に渡ったコシヒカリがなぜ魚沼でおいしいお米になったかというと、
魚沼の痩せた土地と冷たい水という一見不利なような環境が、
稲の生育を抑えてコシヒカリの欠点をカバーしたためだと言われています。
PNSもコシヒカリも発祥の地は福井です。
PNSを用いて、弱みを持ち味に転換し、
患者さんに喜ばれる看護を魚沼基幹病院で提供できたらと思います。