日々の活動 ~救命センター編~
暖かい秋の陽気から少しずつ気温が下がり、
この魚沼基幹病院も二度目の冬を迎えようとしています。
今回は基幹病院の日々の活動~救命救急センター編~
をお送りします。
—
今、救命センターではチームで「看護研究」を進めています。
研究のテーマは「せん妄」
皆さんはせん妄を知っていますか?
せん妄とは意識障害が起こり、頭が混乱した状態になることをいいます。
落ち着かず会話がかみ合わなかったり、周りの事が気になり、
時に幻覚を見ることもあります。
原因は様々で、
入院による環境の変化や、手術によるストレスなどがあります。
このようなせん妄を発症すると、
入院期間の延長や治療の妨げになるだけでなく、
患者さん自身も危険にさらされてしまう可能性が高いのです。
そこで、今後のせん妄予防の質向上を目指し、看護研究が始まりました。
救命救急センターにおいてせん妄に対する教育介入を行い、
効果を分析します。
教育介入前後でのせん妄の観察精度の変化を比較し、
せん妄管理の向上へとつなげていきます。
救命救急センターが始動してから一年半、
様々な医療分野を経験してきたスタッフが集まり、
質の高い看護を提供しようと日々取り組んでいます。
患者さんの安全のために、
せん妄予防と軽減を目指しチーム一丸で頑張っていきます。
レポーター/救命救急センター 小幡