優秀演題賞を受賞しました
リハビリテーション技術科の今井です。
7月に兵庫県神戸市で行われた日本心臓リハビリテーション学会学術集会において、優秀演題賞をいただきました。
演題タイトル:「急性期心不全患者における初回離床時の酸素化動態の重症度での比較」
この研究は、心不全患者さんのリハビリテーションにおいて、近赤外分光法(NIRS)を用いて測定される局所脳酸素飽和度が重症度により異なることを示しました。近年、心不全患者さんであっても可及的早期からリハビリテーションが開始されますが、離床時には一般的なバイタルサインを用いた基準でリハビリテーションが実施され、脳に関する客観的な情報を得ることはできておらず、離床時の経時的な変化や重症度による違いなどは調査されていませんでした。離床時のリスク管理として脳循環を客観的にモニタリングする必要性について、引き続き研究を進めていきたいと考えています。
今回の受賞は魚沼基幹病院の救命救急センター、リハビリテーション技術科の皆様のお力添えがあってこその成果です。心より感謝申し上げます。