基本情報

口腔内と口腔周囲に発生する病気を外科的に治療する診療科です。『総合病院の中にある歯科』という特色を生かし、院内の他診療科との連携、専門の設備を用いた診断をもとに、外来診療だけでなく入院しての治療にも対応しています。当科は、口腔外科疾患全般に対応しており、特に顎変形症、インプラント、歯牙移植に力を入れています。ただし、外科的な治療を行う診療科ですので、一般的な虫歯治療、歯周病の治療、入れ歯の治療は原則として行っておりません。2018年より日本口腔外科学会認定の准研修施設となり、口腔外科疾患の治療のみでなく、院内のNSTチームと連携しての摂食嚥下診療や、院内他科で手術をする患者さんの口腔ケアにも力を入れ、口腔内を総合的に診察できる歯科医師・歯科衛生士の教育も行っています。

診療内容

顎変形症治療

あごが出ている、曲がっている、咬み合わせが悪い、見た目が気になるなどの症状は『顎変形症』と診断されます。
通常の歯の矯正治療のみでは改善できない場合も、顎矯正手術と矯正治療を併用して治療する方法(外科的矯正治療)で、矯正科と連携して治療することができます。上顎、下顎それぞれに手術方法があり、主に図のような手術方法が行われます。

歯科インプラント治療

歯が抜けた、歯を抜いた場所に人工の歯根(インプラント体)を埋入して、上部構造(歯の形)を装着することで、元と同じように咬めるようにする治療です。喪失本数により埋入インプラントの本数や上部構造の形態は変わります。
あごの骨の状態、全身疾患の有無、口腔内の清掃状態などにより、インプラント治療ができない方もいますので、治療開始前には十分な検査を行うことが必要です。

 

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