経尿道的前立腺核出術(レーザー)

前立腺肥大症とは

男性の体の膀胱に隣接して尿道を取り巻いている前立腺という臓器が大きくなり、尿道が細くなることによって排尿にまつわるいろいろな症状をきたす病気を指します。症状が進むと尿が全くでなくなる事もあります。

経尿道的前立腺核出術(レーザー)

前立腺肥大症による尿の出にくい症状(排尿困難)、尿が詰まって出ない症状(尿閉)がある場合に行います。尿道より内視鏡を挿入し、水を注入しながらレーザーで前立腺の中身をくり抜き、膀胱内へ落とし込み、膀胱の中のくり抜かれた前立腺組織を、特殊装置(モルセレーター)を用いてミンチ状にして取り出す手術です。尿道に尿を排出するチューブ(カテーテル)を挿入し、手術を終了します。手術は2~3時間かかります。以前行われていた経尿道的前立腺切除術に比較し出血が少なく、輸血の必要はほとんどありません。数日でカテーテルを抜去し、自然排尿可能になります。

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